数年前、職場で体験した出来事です。
そのころ、ぼくの職場はトラブルつづきで、大変に荒れた雰囲気でした。
普通では考えられない発注ミスや、工場での人身事故があいつぎ、クレーム処理に追われていました。
朝出社して、夜中に退社するまで、電話に向かって頭を下げつづける日々です。
当然、ぼくだけでなく、他の同僚のストレスも溜まりまくっていました。
その日も、事務所のカギを閉めて、廊下に出たときには午前三時を回っていました。
O所長とN係長、二人の同僚とぼくをあわせて五人です。
みな疲労で青ざめた顔をして、黙りこくっていました。
ところが、その日は、さらに気を滅入らせるような出来事が待っていました…
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